EXPOSURE #29
35歳ということで25歳のときのお誕生日 EXPOSUER を読み返してみたよ。
EXPOSURE #29
『もうすぐ25歳になります。そして心に大革命が!』
25は破壊と立て直しの年だ。
四捨五入すると30だし、四半世紀生きてきたことになる。今オレは裸になったジブをきちんと見つめたいと思う。
仕事に関してはひとつひとつやってきたつもりだ。変えたいのは、岡田准一らしく生きるセオリー…思想や集中の仕方や意識。オレは、”なりたい像”が明確だった。ジャンプなしで大振りのパンチを打ちたくない。
決めどころでは力を出せる男でありたい…。でも頭ではそう考えていても、心が追い付いていない。心から動けていない。思い描いていた自分に到達できていないのだ。
10年前の岡田はなんだかすっごくもがいていた。
一人称がオレだし、文章もとっても若い。
10年たったんだーって思うのに十分な文章だった(笑)ツンツンしてた(笑)
当時は大丈夫かなとか全く思っていなかったけど(盲目すぎて岡田くんの言うことは絶対派勢)今見返すと大丈夫かよ、岡田って突っ込み入れたくなるほどだ。
20年前からこの仕事をさせて頂いていますけども、何もできなかったんです。本当に怒られて、ずっと怒られてき続けて、20年間の間でたくさんの役者さんやスタッフの皆さん、別所さんや中井さんにも教えていただきましたし、スタッフのみなさんに色んなことを教えていただいたり、格闘技を教えていただいたり、人間を作っていくということを20年間たくさんの出会ってきた方々に教えていただいて、このような素晴らしい場所に立てるようになりました。それを皆さんに感謝したいと思っています。今まで応援してくれた、今日テレビもあるということなので、テレビの前のにかけてくれた皆さんも本当にありがとうございます。ここに立てるようになりました。本当にうれしいです。
アカデミー賞のインタビューで岡田はこう言ってた。
色んなモノと人と関わり合って岡田准一は出来上がっているんだー。
25歳から思っていることが完成されつつあるみたいだ。
10年前の岡田はもがき苦しみグラグラしていたようだけど、安心しておくれよ、10年前の岡田よ。
あなたは今でもキラッキラのアイドルだよ。
35歳おめでとう。
EXPOSUREの最後はこう締めくくられていたよ。
構築してきたこの10年を否定するわけではないし、たぶん好きなものは変わらない。
同じコンビニに10年行き続け、そこにあるものを食べまくって、食べ尽くした。さぁ次は別のコンビニに行こうかなって感じだ。24まで経験したことを踏まえて、25は責任もって自分を作り直そうかなって思ったとたん、なんだか無垢になったような気がした。